搬入間近!

朝晩、冷えてきてすっかり秋の風。
家の前の栗の木も、ほぼ実を落としきった感じがします。

さてさて。

展示に向けて新作を12枚。

構想をねってから、時間は十分にあっただろうに。
実際に手を動かし始めて2週間。
途中まったく他のことに気を取られながら追い上げ始めて1週間。

まいどお馴染みの、わたしの後半の追い上げっぷりはいまだ健在でありました。
あな、あっぱれ!

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先ほど、12枚のわが子たちに定着液を吹きかけて最終仕上げ。
この瞬間がたまらない。

ここ最近は特に「時間」に対しての概念に変化がありまして。
時間をかければ、かける程良い…って考えは、わたしの中からは薄れてきました。
結果が感覚としてハッキリとわかるので、あとは流れに身を任せる感じです。

「わたし」という個で、どうにかしようとか思わなくなりました。

でもでも、「ちょっと〜、大丈夫なの?間に合うのか?」とあたふたすることも、もちろんあります。
そんなドキドキワクワクのライブ感も楽しんでいるのかもなぁ。

相当ドキドキワクワクさせられました、今回の制作(笑)

「時間をかけるよりも、エネルギーを注ぐ」という言葉の元に。
12枚同時進行で描いてるんだけど「あっ、この絵はちょっと休憩だな」とか「これは明日完成だな」とかが手に取るように分かるのが楽しい。

何と会話してるんだろうね、わたし。

そんな愛らしい12星座に捧げる12枚の原画展。
いよいよ始まります☆

今週の在廊予定です。

10月2日(木)
10月3日(金)

子どもたちのお迎えがあるので14時頃には帰ってしまいますが、タイミングの合う方は是非お会いしましょう。

週末は幼稚園の運動会があるのでお店には行けませんが、とても素敵な空間なのでランチやお茶を楽しんでくださいね。

さて、PC作業に入りましょうか。
みなさまも、良き秋の日をお過ごしください☆

子守唄

わたしの心が
すべてを知ってるの。
それはもう、何度も自分に言い聞かせてきたことよ。
信じると決めたの。
そう、お星様に誓った夜。

勇気がないの?
と風が髪を揺らす。

わたしの心が
すべてを知っているの。
それはもう、何度も繰り返した呪文のようよ。
もう、本を読むのをやめるわ。
そう、お月様と約束した夜。

泣いてるの?
と雲が月を隠す。

夜は泣くには静かすぎて
わたしは毛布にくるまって
声を押し殺して
心臓の音を聞くの。

それは懐かしいリズムで
溢れる涙はいつの間にか温かい雫となって
頬を温めるの。

どんな世界を見に来たの?
あした帰るかもしれない、この世界で。

洋服が泥だらけで汚れちゃうことも
靴を片方なくしちゃうことも
干しっぱなしの洗濯モノが濡れちゃうことも
開けっ放しの窓のことも
冷蔵庫で眠っているお豆腐のことも
歯を磨くのを忘れちゃったことも
出しっぱなしの蛇口の水のことも
まだ空かないお腹のことも
なにひとつ心配することなんてないわ。

そんな心配事してるあいだにも
空には大きな虹がかかっていて
クシャミをして孔雀の羽が開く瞬間を見逃すように
虹は空の青に溶けてゆくのよ。

どんな世界を見に来たの?

虹を見つけた瞬間の
胸の鼓動を忘れたの?

誰かが言うかも知れないわ
靴が右左逆よ、ちゃんと履きなさい。
雨に濡れたらシャベルが錆びるわ、ちゃんと片付けなさい。

わたしは胸を張って言うの。
雨に唄う、シャベルの音が聞こえないの?
そして、靴を脱ぎ捨てて裸足で踊るの。

誰かが笑うかもしれないわ。
この子は大丈夫かしら。
ちゃんと社会に馴染めるだろうかって。

わたしは心から願うの。
わたしの世界は素晴らしく優しく
色鮮やかに美しく
雨の音に踊るの。
それがわたしの見に来た世界。

わたしの心がそう言うの。
わたしの心が
すべてを知っているの。

素晴らしき
この世界。

お一人様喫茶

昨日のこと。

なかなかクレヨンの手が進まなく
ツカちゃんが借りてきたDVDを一緒に観るという現実逃避。

「相変わらず、追い込まれないとやらないね。」
と言われますが、いやいやいや!それは違う。

気分が乗ってないと描けないのです。

それで、柿ピーとチーズを食べながら
キッチンで映画を観始めること数分後…。

普段、映像というものを体に取り入れない生活のためか
ハッキリと何かが体に入ってゆくのが分かる。
それはまるで、スポンジに吸い込まれてゆく水のごとく。

観るに耐えられなくなったわたしは、まさかの途中退場。

内容をザッと話すと、スラム街上空に停滞したUFOが星に帰れなくなり
乗船していた宇宙人が地球で共存するんだけど
宇宙人のビジュアルも胸に突き刺さるものがあり。
地球人からの差別も、これでもか!ってくらい酷く
宇宙人の住居地区もスラム街と化してゆく様が
わたしを途中退場させました…。

完全に目が覚めてしまったわたし。
そのあとの制作が進む、進む。
不思議とクレヨンの乗りも、すこぶる良くてはかどりました☆

まだまだ意外な所にあるね、わたしスイッチ。

小雨降る今日は
予定していたお出かけも延期になり
ひとり家の中でグッと来た1曲を延々ループして大音量で聴くという
いつものスタイルでサクサクと下描き。

優しい雨は家の前の栗の木を
それはそれは優しく揺らして
たくさんの栗の実を落としてくれました。

30分置きに外に出ては
栗の実が落ちてないかチェック。
宝探しみたいで楽しかったです。

昼過ぎに気分転換に喫茶店でコーヒー飲みながら
下描きの続きをやろうかな…と寄ったお店。

カウンターではなく、テーブル席をお願いすると
「あぁ〜、……いいですよ。」
と、明らかに迷惑そうな返事だったので
「あっ、やっぱりカウンターでもいいです!」と言うわたしと
「いや、テーブル席でいいですよ!」と言うマスターとの
「いや、いや…」問答が繰り返される。

途中で面倒くさくなって帰ろうかと思ったけど
テーブル席をお一人様で使わせてもらうことに。
久しぶり過ぎてお一人様作法が分かってなかったなぁー。

わたしが作業中には、誰ひとりとしてお客様は来なかったので
マスターに迷惑をかけることなく済んで良かった、良かった。
ただひとつ残念だったのが
大音量でついているテレビがワイドショーだったこと。

同じ大音量でもグッときた音楽とワイドショーとでは雲泥の差だな…と痛感。

ま、そんな感じで喫茶店では図書館で借りた参考図書をパラパラめくるだけで終わり
子どもたちの新しい歯ブラシと赤ワインと半額になっていたソウメンを買って帰る。

また栗を拾ってから、サクサクを下描きをして子どもたちのお迎え。
夜中に突然、HPを変えたくなって試行錯誤を繰り返し今に至ります。

こんな時間にて、寝るかどうかを迷っているけど
きっと寝るだろうな。

唄う白い鳥

きみは、きみの名を授かり
きみは、きみの名にふさらしく振る舞う。

いままで何人のひとに
その名を呼ばれたことだろう。

その名を呼ばれれば、呼ばれるほどに
きみはその名を受け入れる。

その名を耳にすれば、するほどに
きみはその名を魂までに刻み込む。

そして、人並みに悪さなんかしたりして
大きくなったきみは想う。

わたしは いったい 誰だろう… と。

そして、旅に出る決心をする。

旅の途中で
白い鳥がわたしに聞く。

「なにか探しもの?」

わたしは答える。
「自分がいったい何者なのか…」

わたしは続ける。
「そして、何故ここへ来たのかを知るために家を出たんだ。」

白い鳥は不思議そうにわたしを見ると、ひと言
「そう。」と呟いた。

それから、大きなビワの木にとまると
「じゃあ、答えてあげるけど」
「あなたは、自分を呼ぶ時に何て呼ぶの?」

「わたしは、「わたし」と呼ぶよ。」

しばらくの間、白い鳥はだまってわたしを見つめ
それからひとつの大きなビワの実を落とした。

「お食べなさい」

わたしはビワの実を拾い、食べながら白い鳥を見上げると
白い鳥は、こう言った。
「あなたは、わたし」
「ビワの実は、甘くてすっぱい」
「そして、中には大きな種がある」

それから白い鳥は、ビワの木の葉を揺らしながら青空へ飛び立ち
「それで十分じゃないの。」
「さぁ、家へ帰りなさい。」

わたしは手のひらに残ったビワの種を落とし
その場に立ちすくんだ。

種は柔らかい土の上に転がり
温かいその場所に
次の芽を息吹く準備をする。

白い鳥が揺らした木の葉たちを
いつの間にか風が歌うように揺らし
白い鳥は雲のように青空に消えていった。

風が白い鳥の唄を届ける。



ある旅人がわたしに歌うの

おまえは綺麗な声で歌うために
この世界に生まれた

ワタシにはおまえの様な歌声はないけれど
きっと何かが待っているはず

そう信じて旅にでた
探しものは見つからず
道に迷って疲れはてたワタシに
どうか歌っておくれ
どうかおまえの名前を教えておくれ

わたしは旅人に歌うの

歌う歓びを
飛ぶ歓びを
命を繋ぐ奇跡を
味わうために

そして
歌わない静けさを
羽を休める心地よさを
命を頂く尊さを
味わうために

ただそれだけに
わたしは生まれた

そして
わたしに名前を尋ねるならば
どうぞ、お好きなように呼んでちょうだい
アナタがどんな名前で呼ぼうとも
わたしは何者でもない。

ただそれだけのことよ。

瞑想メモ

名付けることをやめてみる。
その感情に。
その体の反応に。
その子の存在に。
自分という存在に。

名付けた瞬間に
その存在は、その名であろうとし固定する。

その存在の、たったひとつの側面にしか過ぎないのに
名前というパワーは想像以上。

飛び上がって、踊り回りたくなるような胸のドキドキを
「嬉しい」のひと言で片付けられる訳がなく。

毎度同じようなことで怒りを感じたとしても
その怒りがひとつとして同じだったことは一度もなく。

言葉にしたとたんに、
踊りだしたくなる衝動も
全身を血が駆け巡るようなエネルギーも
首輪をつけられた猫のように
お利口さんなすまし顔で
その名のようであろうと振る舞う。

毎度お馴染みのメンバーだって
瞬間ごとに生まれ変わるニューメンバー。
背だって1ミリ伸びれば
視える世界だって変わるんだ。
全く同じだった瞬間なんて
今までたったの一度もなかったんだ。

さっきのわたしと
今のわたしじゃ
髪の毛の本数だって違うじゃないか。

変わることを恐れることなかれ。
今までだって、変わらなかった瞬間は
たった一度だってなかたんだ。

9月のはじまり

昨日からまた、新しい流れを感じる今日という日。
舵取りの先が見えてきたのか
船はひとつの迷いもなく進みを続ける

突然の嵐も
突然の向かい風も
立ち向かう術を知った今
何も迷うことはない

ここにとどまり
体を休める理由もなく
今はただ、舵を進める

急いでいるわけじゃない
生き焦っているわけじゃない

ただ、この流れが心地よいだけ

やるべきことは
他にもあるのだろうけど

いまは溢れ出るこの言葉たちを
自由に溢れさせることしか選択肢が見つからない

溢れるコップの水を
せき止める理由は
今のわたしにはない

世界は完璧で
もう新たに生まれるものが無いのだとしたら

それを水として表現したいならば
涙が枯れるまで泣いたらいい

それを言葉として表現したいならば
想いゆくまで語ればいい

それを音として表現したいならば
歌い笑い叫べばいい

それを波動として表現したいならば
自分の声に耳をすませてセンターに繋がればいい

この世界は色鮮やかで美しい
そして想像を遥かに超えるほど優しい
許されないことなんて何一つない
許されなかったことも、今までに一度もない

この世界は「愛」それしかない、と誰かが言った。
同じことをたくさんの人がわたしに言った。

あまのじゃくなわたしは
同じ言葉を使うのが照れくさく
他の言葉を探しまわった。

「わたしたちは、もともとひとつ」と、声に出すことにも抵抗した。

本当は知りたい真実のドアを
開きかけては直前で固く閉ざした。

「わたし」という存在が泡のように消えてしまうような気がして
どこまでも「わたし」であろうと抵抗をした。

「わたし」という存在を溶かしてしまうほどに
その「愛」という存在は大きくて温かいことを
「わたし」は知っていたのだね。

そんな無駄な抵抗をしていた「わたし」さえも
許し、包み、笑い飛ばしてくれていたその存在を
多くのひとが「愛」と呼ぶなら、それでけっこう。

その存在は、自分がどんな名で呼ばれようが
なにひとつ変わることなく、存在している。

いつか「わたし」は
その存在の名を見つけ出すかもしれない。
ただ分かるのは、
今はまだ航海の途中。

ひとつのドラマを
よりドラマチックに味わうために
わたしは地図も持たずに航海にでる。

自分の心の声だけを頼りに
時に周りの音や
小鳥のさえずりや
木の葉の落ちる先や
風の香りを頼りにして

遠くへ行ったつもりになって
どこへも行ってないことに気付くと知っていても。

たとえ、それが夢物語だとしても。

旅をしている気分になりたいんだ。
いまはそんな気分。
今は航海の途中。

中秋の名月

数日前からお月様のパワーを感じずにはいられないわたしです。

新月・満月を意識して暮らすようになり、月のパワーを感じてはいましたが制作モードに入っている為か、とにかくパワーが凄い!
何が凄い?と聞かれると上手く答えられないのですが、とにかく月が気になって仕方がない。

只今、個展に向けて絵を制作中です。

12星座に贈る12枚の絵。

12枚のうち、5枚はだいたいの構図が決まっていて4枚は下地を入れ始めました。
そして構図が決まっているにもかかわらず、どうしても手を付けられずにいた1枚。
昨夜の満月を観て、納得。

昨夜はあまりにも夜空が満月で明るいので、買い物がてら夜のドライブに行きました。
田んぼに挟まれた道を、お月様と一緒に走る夜。
月明かりが眩しくて、鏡のように白いまん丸なお月様を感じて言葉にできない感動が体中を巡る。

あぁ、この感覚を絵に込めるんだ。
「わたし」というフィルターを通して、この月夜のエネルギーを絵に転写するんだ。
だから、この絵だけは「このタイミング」を待っていたんだね。

家に戻ってから、下地のクレヨンの色入れをスタート。

毎度、どんな感じに仕上がるかはわたしにも半分以上はわからない、この作業。
クレヨンが上手く乗らなかったり、予想外の色が生まれたり。

残る7枚も、まだ構図がはっきりと決まりません。
きっとそれぞれの星座がベストなタイミングでわたしの所へやってきてくれるんだろうな。

わたしは全てを信じて実が熟して落ちるときを、ただただ待つ。
焦ることも、慌てることもない。
けっこう忍耐のいる、この作業。

嫌いじゃないな。