絵本memo-「お金のない王女のおはなし」

こどもが生まれてから、再び絵本を手にする機会が多くなり
あたらめて魅了されているわたしです。

これから少しつづ、紹介してゆこうと思います☆

お金のない王女のおはなし

お金のない王女のおはなし

『お金のない王女のおはなし』(LE出版)
文/アーシュラ・ジョーンズ 
絵/サラ・ギブ
訳/石井睦美

この絵本は、わたしが一目惚れで借りました。
カラフルなのに、影絵のようでとても美しい世界観です。

おはなしは、タイトル通りお金がない王女が出てくるのですが
お城は雨漏りだらけ、朝のトースト1枚もなく、舞踏会へ来てゆくドレスも穴だらけ。
王様は空を飛ぶ機械を発明するのに夢中になり
お金はすべて羽に使ってしまいます(笑)

そんなある日。
隣の国の王さまから舞踏会の招待状が届くのです。
「王子さまがその中からお妃を選ぶ」というその舞踏会に
来てゆくドレスもないし、その日は国民を呼んでお茶会をすることになったので
王女はあっさりとその招待状を断ってしまいます。

「舞踏会は欠席します」と返事を書いて、自転車でポストまでゆく途中
国民は誰もが王女に微笑みを浮かべてこう言います。

「土曜日にお目にかかりましょう、王女さま」

国じゅうのみんなが土曜日のお茶会を楽しみにしている。

それを知って王女は城の掃除をしたりカップケーキを焼いたりします。

そしておはなしは展開してゆくのですが
このお話の素敵だな!と感じたところは
いわゆる「美しいけれど可哀想なお姫さま」と「素敵な白馬の王子様」が
最後は幸せにくらしましたとさ…というのではなく、
お金がない王女はお金がなくても卑屈でもなく、耐え忍んでる訳でもなく
「ま、しょうがないか!」って感じでけっこう楽しんでいるのです。

国民からも愛されていてのも納得〜!という感じのキャタクター。

とても可愛らしい部分もありながら、媚びたり、権力を振りかざしたりしない。
意地悪な継母やお姉さんが出てくるわけでもなく
読んていてとても気分が良い☆

隣も国も王子さまも、なかなか素敵なキャラクターで
ハッピーエンドはこうであって欲しいなぁ…と溜息が出ちゃうほどです。

「王子さま」だから結婚したいとか…
「美しい」から結婚したいとか…
イジメられても耐える姿が美しいとか…

もう、そういう王子さまお姫さまストーリーは古いな!と感じます(笑)

この絵本は、いままでの王子さまお姫さまストーリーとは違ってオススメの1冊です。
絵も乙女心をグッとつかむキラキラと可愛い世界なので、女の子はきっと喜びますよ☆

シリーズもあるようなので、近々借りてみよう!