『美しき緑の星』感想(後半)

さて、映画『美しき緑の星』の感想の後半です。

全部を観終わったわたしの感想は
「やっぱり、地球って素晴らしい〜!!」だったのですが
あの映画を観て似たような感想を持った方はどのくらいいるでしょうか?

わたしは予備知識とか、他の人の感想とか、いろいろな情報を出来る限りカットして
ニュートラルな状態で映画を観よう・・・と心がけました。
そして、わたしが感じることを素直に感じよう。
そうやって1時間半、ストーリーを感じていました。

途中もそうだったけれど、観終わった時は
「地球って素晴らしいなぁ〜!」という気持ちが溢れていました☆

物語の設定は「地球は野蛮な星」とされていて
これは捉え方なんだろうけれど、きっと本当に地球って宇宙視点で見たら野蛮なのかもしれません。
「野蛮」という表現が正しいかは分からないけれど、かなり波動を下げた星ではあると思っています。

だって、まだ移動は車や飛行機を使っているし、エネルギーも食べ物からそのほどんどを得ているし。
きっとコミュニケーションも移動も瞬時に出来て、エネルギーも他から取る必要がない文明もあると思います。

で、最初のシーンの話に戻りますが、美しき緑の星の暮らしを見てわたしは感動はしなかったんです。
素敵だな〜とは感じたけれど、憧れや感動はほぼ皆無だった訳です。
その、実にフラットな感情にわたしは驚きもせずにいたのは、それが何故かを分かっていたからです。

ちょっと、話が逸れますが・・・。

わたしは自分がクリスタルのような存在になりたくて仕方がない時がありました。
ちょうど1年前くらいかな?
まだ知らない自分の能力(例えば、テレパシーとか瞬間移動とか見えない存在とのコミュニケーションとか)に憧れを抱いていました。

未知なる世界へ興味を抱くこと。
未知なる能力を伸ばそうとすること。

それ自体には何ら問題はないんですね。
ただ「強い憧れを抱く」とまでゆくと、今の状態に不満がある現れなんです。
わたしの場合は、現状を否定する思いがって憧れが生まれていました。

「クリスタルになりたい!」と本気で思っていたわたしは、ある時ふと気づくのです。

わたしの宇宙論では(あくまでもメル論ですよ〜)、わたしたちは元は光の存在です。
その光の場所は、全てが存在していて、不可能とか可能とかそういう概念もありません。
言葉に表現するのは難しいですが、全てを含んだ「無」です。
感情も摩擦も何も無いので、ただ平安や至福が広がっている世界です。
だから、その頃わたしが憧れていた能力も当然のように存在していた訳です。

簡単に言うと、もう既にそういうことは光の世界でやっていたんです・・・わたし。
で、この地球を離れる時もやっぱり光の世界へ戻るので、その時たっぷり出来るわけです。
それに気づいたわたしは、あっさりと憧れを手放しました(笑)

そうそう。

公園でピクニックをしてたら急に映画が観たくなって映画館に入り
たまたま、その物語で主人公が公園でピクニックしているのを観て
「わたしもピクニックしたい!いま、ここでピクニック〜!!」と無理難題を言ってる感じ(笑)
・・・ピクニックって言ったって、ここ映画館だし。
映画が終わってから、映画館を出て公園でピクニックすればいいじゃん。
・・・というか、忘れてるみたいだけど、さっきまで自分もピクニックしてたよね〜?

こんな感じです。

そんな風にわたしの意識がちょっと変わってみると
急に地球という世界が素晴らしく感動するようになりました。
自分に欠けているものがあると感じている時にはなかった感動です。

自分がクリスタル(光の存在)では無いと感じていたあの頃とは違って
わたしは既にクリスタルだったんだ・・・と思い出すと、安心して今を遊ぶことができるのです。

さて、話を映画の感想に戻します。

既にここ、地球の素晴らしさを知ってしまったわたしが『美しき緑の星』を観ると
ミラたちの星は「懐かしい」かつて自分が居た場所のように感じました。
そして今、地球という星のアトラクションを楽しみ始めたわたしにとっては
「ちょっと、退屈だな〜」という物足りなさまで感じてしまうんですね。
満たされ過ぎて、完璧すぎてつまらない・・・そんな印象さえ抱きました。

一番わたしの興味を惹いたのは、ミラが地球のあらゆることに驚き感動するシーンです。
お風呂のバスタブに水を溜めるという些細なことにさえミラは驚くのです。
後から地球へやってきた息子たちも、初めて見る車に興味津々でドキドキしながら運転します。
目に映るもの、全てが新鮮で感動や驚きがある・・・。
これって素晴らしいことだなぁ〜!と心から思います。

映画はいろんな楽しみ方があります。
(映画だけではなく、目の前のこと全てにおいて同じですが・・・)
問題提起をしてディスカッションしたり、現代社会への警鐘として受け止めたり。
大笑いして気分転換したり、スッキリするまで泣いてみたり。

楽しみ方は、ひとつじゃないですね☆

最近のわたしは「自分が何を感じるかを体感する」という楽しみ方を大切にしています。
・・・というか、今はそういう楽しみ方しか出来ない状態です(笑)

この映画を観て、わたしはとてもフラットな感覚でいたのは大きな発見でした。
「地球って素晴らしい〜!」と心から感じたわたしは、その地球を「野蛮」と描かれていることにさえ
何も違和感や不快感を抱かなかったんです。
むしろ「面白い設定〜!」と感じて面白かったです。
かといって、ミラの星に嫉妬や否定的な感情も生まれませんでした。
ただ、素直に「素敵だけど、すぐに退屈になっちゃいそうだなぁ〜」くらいです。

何が良くて、何が悪い・・・そういう判断が生まれなかったのです。

地球でミラと接触した人や、切断プログラムをされた人が「幸せ」とも感じなかったし
100%地球人をやっている人が「可哀想」とも感じませんでした。

物語の中で、ミラがオーケストラの数名に切断プログラムをしてしまうシーンがあります。
オペラ座で公演があり、ミラもその会場へ向かいます。

始めは厳格に演奏をしているのですが、切断プログラムをされた数名が突然立ち上がり
演奏をめちゃめちゃにしてしまいます。
自由勝手に演奏を始めるんですね。

「音楽にはルールなんてな~い!」と全身を使って踊り歌い演奏を始めます。
それはやがて楽団全員に広がり、観客も巻き込んで大盛り上がりになる訳です。
演奏はめちゃめちゃではなく、大成功になったのです。

その演技というか演奏は本当に凄くて、実際に観たら感動しちゃうだろうな!と感じました。
バイオリンやチェロなどの弦楽器のイメージや、オーケストラの厳格さという固定概念があり
わたしには想像できなかった演奏だったんですね、きっと。
素直にその演奏は楽しかったです。

で、ここで大切なのが、だからといって「オーケストラは音楽じゃない」では無いということです。
音楽には厳格さは全く必要ないと言っている訳じゃないんです。

だって、すべての音楽が型から外れたのもだけになったら、それはそれでつまらないと感じるからです。
厳格な型が存在するからこそ、それをぶち破った時の開放感や新鮮さが生まれるからです。
「型にはまらない」という「型」を創ることにもなりますね。
どちらも楽しめる柔軟さ。どちらも同等に存在する世界。
これが、この地球の素晴らしさというか楽しさなんだと感じます。

あと、わたしがこの映画でとても気になったキーワードは「車社会」と「貨幣社会」です。
これは映画を創る側がメッセージを強く表現しているように感じました。

これに関してはまた別で、詳しく書いてみたいと思います。
ちょっとみなさんも、このキーワードについて自分が何を感じるかを体感してみてください☆

この映画を観て、ミラの星に憧れを抱いた方も沢山いると思います◎
こんな世界が実現したらいいなぁ〜と、素直に正直に感じた方もいるはずです。

でも、よくよく考えてみてください。

この映画を制作したのも制作した場所も、ここ地球に住む人間で舞台も地球です。
ミラの星「美しき緑の星」は、ここ地球にすでに存在しています。
だって、本当に宇宙船に乗って他の星へ行って撮影した訳でもなく
異星人がシナリオを書いて演じた訳でもなく
ここ、地球なんです。

ミラの星「美しき緑の星」の始まりのシーンを観て「綺麗だなぁ〜」と思ったわたしは
同時に「地球って美しいなぁ〜」と確かに感じていました。
最後のシーンでは、ミラの星の人たちがまるでサーカス団のようにクルクルと回りながら運動をするんですが
それを観ても「人間って凄いなぁ〜」と感動しました。
こんなことも出来ちゃう人間って素晴らしいな・・・と。

この映画を創ることができた人間の創造力の素晴らしさにも感動しました。

かと言って、クルクルと宙返りができる人に憧れたり、ミラの星の人たちの能力に憧れたりする感情は生まれませんでした。

「わたしも、そうなりたい〜!」という気持ちが生まれなかったんですね。

それはきっと、わたしは今の自分という存在に満足していて
泣いたり笑ったり、上手くいかない事がたくさんあって落ち込んだりもするけれど
それを改めようとか思わずに、ありのままを受け入れる覚悟ができたからかもしれません。

本当〜!1年前のわたしと大違いで笑ちゃう(笑)

そういう意味で、わたしの今のポジションというか価値観を体感することができた訳です。
映画は観るタイミングで感じ方が違いますね。

またいつか、違うタイミングでこの映画を観てみようと思います。
その時にわたしは何を感じるのか・・・ワクワクしますね☆

タイミングの合う方、ぜひ映画も観てみてくださいね!

長文、お付き合いどうもありがとうございます。