9月のはじまり

昨日からまた、新しい流れを感じる今日という日。
舵取りの先が見えてきたのか
船はひとつの迷いもなく進みを続ける

突然の嵐も
突然の向かい風も
立ち向かう術を知った今
何も迷うことはない

ここにとどまり
体を休める理由もなく
今はただ、舵を進める

急いでいるわけじゃない
生き焦っているわけじゃない

ただ、この流れが心地よいだけ

やるべきことは
他にもあるのだろうけど

いまは溢れ出るこの言葉たちを
自由に溢れさせることしか選択肢が見つからない

溢れるコップの水を
せき止める理由は
今のわたしにはない

世界は完璧で
もう新たに生まれるものが無いのだとしたら

それを水として表現したいならば
涙が枯れるまで泣いたらいい

それを言葉として表現したいならば
想いゆくまで語ればいい

それを音として表現したいならば
歌い笑い叫べばいい

それを波動として表現したいならば
自分の声に耳をすませてセンターに繋がればいい

この世界は色鮮やかで美しい
そして想像を遥かに超えるほど優しい
許されないことなんて何一つない
許されなかったことも、今までに一度もない

この世界は「愛」それしかない、と誰かが言った。
同じことをたくさんの人がわたしに言った。

あまのじゃくなわたしは
同じ言葉を使うのが照れくさく
他の言葉を探しまわった。

「わたしたちは、もともとひとつ」と、声に出すことにも抵抗した。

本当は知りたい真実のドアを
開きかけては直前で固く閉ざした。

「わたし」という存在が泡のように消えてしまうような気がして
どこまでも「わたし」であろうと抵抗をした。

「わたし」という存在を溶かしてしまうほどに
その「愛」という存在は大きくて温かいことを
「わたし」は知っていたのだね。

そんな無駄な抵抗をしていた「わたし」さえも
許し、包み、笑い飛ばしてくれていたその存在を
多くのひとが「愛」と呼ぶなら、それでけっこう。

その存在は、自分がどんな名で呼ばれようが
なにひとつ変わることなく、存在している。

いつか「わたし」は
その存在の名を見つけ出すかもしれない。
ただ分かるのは、
今はまだ航海の途中。

ひとつのドラマを
よりドラマチックに味わうために
わたしは地図も持たずに航海にでる。

自分の心の声だけを頼りに
時に周りの音や
小鳥のさえずりや
木の葉の落ちる先や
風の香りを頼りにして

遠くへ行ったつもりになって
どこへも行ってないことに気付くと知っていても。

たとえ、それが夢物語だとしても。

旅をしている気分になりたいんだ。
いまはそんな気分。
今は航海の途中。