コルネットじいさんとたくさんの羽

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わたしがまだ妊婦の時。
ヒロトくんがまだポポちゃんと呼ばれていた時。

とても不思議な1ヶ月を過ごしたことがありました。
それは、ちょうど臨月を迎えるという10月のこと。

病院での検査もどうにかクリアして
あとは自宅でポポちゃんが産まれるのを待つのみ。

そんなふうに思っていた頃でした。

わたしは出産前にやりたいことリストを
ぎっしりと手帳に書き込んでいて
それを「今のうちに・・・」とアレコレ手を付けていたんですね。

前にもちょっと記事に書きました。
その時の記事はコチラです☆

具体的に言えば、応募したい絵本とイラストのコンペが
それぞれ1つづつありました。

さらに、子どもたちの習い事や学校の行事。
マルシェやイベントなどが盛り沢山でした。

そして9月の終わりに、あるお誘いがあったのです。

「この物語の挿絵を描いてくれないかな?」

制作に入り始めた絵本のコンペもあり臨月にも入るし
どうしようかな・・・と悩んでいました。

それで、いちど原文を送ってもらって読んでみたんですね。

すぐに原文を送ってくれて目を通したわたしは
一気にその物語に魅了されました。

「なんて優しいお話なんだろう!」
それが一番に感じたことです。

わたしはとてもファンタジーの世界が大好きです。
読む人や観る人が自由に解釈できる優しさを感じるからです。

きっと伝える側にも、伝えたいメッセージはあるはず。
それでもファンタジーの世界は読む人、観る人に
その物語の解釈をゆだねる優しさがある。

答えはひとつではなく、ひとの数だけ解釈がある。

そんな部分がとても大好きなんですね。

教訓めいた言葉もなく
押し付けがましい表現もなく
それでもちゃんと、大切なものが伝わってくる。

そんな素敵なお話だったんです。

15枚カラーでの描きおろし。
短い制作期間でできるかは分からないけど
他の予定を白紙に戻してでも描きたい。

正直にそう伝えて、描かせて頂くことになりました。

で、制作中も以前の記事に書いたように
本当に不思議で幸せな時間でした。

急きょ絶対安静生活になり
出産前に描き終えるのか自分でも分からず
全てを何かに委ねるような制作期間。

それはまるで絵本を1ページずつめくるような毎日でした。

あぁ、今日も絵を描かせてもらえた。

10年以上絵を描いていますが
こんなに謙虚な気持ちで描いたのは
恐らく初めてじゃないだろうか・・・と思います。

ひとつ心残りがあるとすれば
原作のイクさんと途中経過のやりとり無しで
原画をすべて描き上げたことです。

カット割りとだいたいの構想は
はじめにヒアリングをしていたのですが
制作途中で絶対安静になり
その後はひたすら描き続ける日々でした。

そして完成してから15枚の絵をイクさんに
はじめて見せる・・・という前代未聞な絵本制作。

こんな勝手をも許してくれるイクさんは
まさにファンタジーの人だな・・・と感動しました。

だから、わたしがこの物語を初めて読んだ時
「なんて優しいお話なんだろう!」と感じた訳です。

描き終えて3日後に、ポポちゃんは産まれて来ました。

本当に描かせてくれてありがとう。

制作中にずっと流れていた「つむぎ」のCDは
きっとポポちゃんの子守唄となっていたでしょう。

3月26日に「つむぎ」の2人が唄いに来てくれます☆

ポポちゃんだったヒロトくんを抱いて
わたしはどんな気持ちで、この物語を聞くのだろう。

ヒロトくんはちゃんと覚えているだろうか。
君がポポちゃんだったときに聞いた物語を。

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つむぎライブ・フライヤー

つむぎLIVE『つながり』

【 日時 】 3月26日(土)13時〜14時30分
【 場所 】 こんぺいとう
      熊本県菊池市隈府上町210
     (御所通り・お伊勢さん前)
【参加費】 大人1500円(1ドリンク付)
      小学生以下は入場無料ですが、
      1ドリンクオーダーをお願いします。
【 定員 】 25名(要予約)

こんぺいとうは11時よりOPENしています。
軽食・おやつのご用意もありますので、ライブ開始の13時まではカフェ利用もできます◎
ぜひご利用ください。

※当日の午前中は、菊池マラソン大会があり
こんぺいとう前の御所通りは交通規制が入ります。
9時〜12時までは車が入れませんのでご注意ください。

【予約・お問い合せ】mel.tsuka@gmail.com
          090−8042−9495(メル)

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