パンの耳

パンの耳をかじってたら

いつの間にか袋の中が空っぽになってて

いったいどれくらいのパンの耳が私の胃袋に入ったのか

分からなくなった。

そのパンの耳たちを全て集めて整列させたら

一枚の食パンになったかも知れない。

そしたら私は目の前にあるそのパンの耳たちを

「パン」って胸を張って呼べるのに。