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ただ無邪気だった季節は終わり
金色のベールをまとったあの子は
赤い紅をさし
頬を桃色に染め
燃えるような花を飾り
自分だけの舞を踊る
甘く刺さるような恋の季節が訪れて
金色のベールは風を呼び
風はあの子の香りを世界中に運ぶ
燃えるような赤い花は
花びらを散らし
世界はあの子に恋をした
思わせぶりな態度も
あの甘い唇も
刺さるような強い瞳も
手を伸ばせば掴めそうなのに
ふわりとあの子は空へ飛んでゆく
軽快にステップを踏みながら
ケラケラと笑いながら
世界を相手に踊り遊ぶ
そう、まるで恋みたいに
世界があの子に恋をした