Bird No.2 2015.9.13
よくよく考えたら
自分の体を宙に浮かばせて
さらに風を切って飛ぶって
とんでもない力です。
そのようにして生まれて
そのようにして生きるように
体が作られてるのは
十二分に承知なのですが
飛べないわたしにとっては
何とも不思議でならないのです。
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よくよく考えたら
自分の体を宙に浮かばせて
さらに風を切って飛ぶって
とんでもない力です。
そのようにして生まれて
そのようにして生きるように
体が作られてるのは
十二分に承知なのですが
飛べないわたしにとっては
何とも不思議でならないのです。
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子どもの頃に
何度かインコを飼っていたのだけど
いつも決まって
色は水色
名前はピータン。
鳥かごの中で一生を終えた歴代のピータンたち。
樹の枝にとまることを夢見ただろうか。
空がどこまでも広がってることを知ってただろうか。
他にも沢山の種類の鳥が居たことも
空が夕焼けで赤く染まることも
知らずに鳥かごの中で一生を終えた鳥たちのことを
大人になってから想いをはせる。
きっと、この秋の風のせいだろうな。
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春にビービー鳴いていた子どもたちは
いつの間にか大きくなり
兄弟たちと共に
巣から飛び立った。
はじめは心細さに群れていたツバメも
秋の風を感じる頃に
それぞれの場所へと向かった。
夏の賑やかな空と違って
ちょっと高くなった空は
優しいけれど厳しい風で
「さぁ、行くのですよ」
と、ツバメたちを
それぞれの場所へと向かわせた。
ツバメはまだ知らない初めての冬を
ひとりで超えるのです。
葉をすっかり落とした樹は
不思議そうに空に尋ねた。
「どうして、そんなに厳しい風を吹かせるのですか?
まだ、こんなにも小さい彼らに」
空がそれに答えるように
枝を優しく揺らすように風を送ると
樹は何かを思い出し
それ以上、空に話しかけることをやめた。
春を待ちわびる、まだ見ぬ新しい芽が
何も知らずに
それでも
ちゃんと全てを知って
安心したように眠っているのです。
そこには「信頼」という名の「命」しか無かった。
そこには「信頼」という名の「愛」しか無かった。
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43年前の今日という日に
初めてこの世界を目にした人。
その時にはもう
43年後の今日という日に
このメンバーでバースデーケーキを囲んでいることを
ちゃんと知っていたんだろうね。
作るかどうか迷ったバースデーケーキ
でもやっぱり
作って良かったと思うバースデーケーキ
43年前の今日という日に
すでに全て知っていたんだろうね。
おめでとうさま。
そして、ありがとう。
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肌寒くなった今日このごろ
火入れ間近の薪ストーブに
とてもお似合いのポットを買った
いつでもちょうど良い塩梅にお湯が湧いてれば
いつでもちょっとしたお茶会が開けて
時にはミルクなんかを温めたりして
子どもたちが帰ってくる頃を見計らって
温かいココアを淹れよう
そしたらわたしは
このポットのお似合いの
小さなミトンでも作ろうかな
お茶うけのお菓子を作る余裕はないだろうから
クラッカーとジャムは常備しておいて
いつでもちょっとしたお茶会を
そんなお茶会にお似合いのポットは
火入れの時を待ちながら
薪ストーブの上に鎮座する
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小さなバレリーナ
ついさっきまでは泣いていたバレリーナ
ドアの前で立ち止まり
まだ溢れる涙を一生懸命拭く
小さなバレリーナ
クシャクシャになった顔を
小さな手で元に戻そうとする
小さなバレリーナ
わたしは後ろ髪を引かれる想いで
振り向きもせずに車を走らせ
バックミラーから声を掛ける
その声が届いたのか
小さなバレリーナは
まだクシャクシャのままの顔を上げ
開けられなかった扉を開け
一歩足を踏み出した
そこは何ら変わらない
ただの扉だったけれど
スポットライトが光る
大きな舞台への扉のように見え
わたしには観客の拍手喝采が聴こえてきた
小さなバレリーナ
泣き虫なバレリーナ
負けず嫌いなバレリーナ
いつか大舞台に立った時
わたしは今日聴こえてきたのと同じ拍手を
再び聴くのだろう
小さなバレリーナ
世界中がアナタの大舞台
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たかがモンブラン
されどモンブラン
モンブランも日々進化をしているようで
ちょっとケーキ屋さんへ足を運ばなくなっただけで
見たこともないモンブランが並んでいる
わたし好みのモンブランは
和栗の黄色いモンブラン
お節料理の栗きんとんを思わせるような
キラキラとした黄色い和栗の下に
ちょっと生クリームの白が顔をのぞかせていて
ウネウネとした栗クリームは控えめがよろしい。
ふわふわのスポンジの中には
サプライズのカスタードクリームが潜んでいて
銀のアルミカップに包まれていて欲しい。
たかがモンブラン
されどモンブラン
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