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群れからひとり離れたヒツジ
真夜中の冒険

草原を散歩してたら日が暮れて
空が茜色に染まってゆくのを見たヒツジ

まるで魔法のように色を変える空をみて
ひとり一大決心を

群れからひとり離れたヒツジ
真夜中の冒険

星空を初めて観たヒツジ
いつの間にか
胸に１つ星を下げて

空の広さを知った
真夜中のヒツジ

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待たせるのはあまり好きじゃないけれど
待つのはそんなに嫌じゃない

どうせ待ちびと来ないなら
広い原っぱ青空の下
流れる雲を見ながら待ちたい

それなら
待ちびと来なくても
有意義な時間を過ごせる気がする

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初めてその名を耳にした時
何かの楽器かと思ってしまった。
もしくは珍しい獣か、斬新な料理か。
それとも昔流行ったヒーローか。

その名が木の名前であることを知った今
わたしの果てしない妄想は終わりを告げた。

バオバブという木。
わたしは、いつか会えるだろうか。
バオバブという名の大木に。

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ゾウの上にゾウを乗せて
そのまた上にゾウを乗せて
さらにその上にゾウを乗せるなんて

よくもまぁ、思いついたもんだ

４頭の曲芸は見事に決まり
会場は拍手かっさい

４頭はそんなことより何よりも
この後食べるバナナのことで頭がいっぱい

一番下は重いだろうな
一番上は怖いだろうな

そんなことより４頭は
バナナのことで頭がいっぱい

バナナのことで頭がいっぱい

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いろんな花があるけれど
バラに限って言えば
花束よりも、一輪の方が断然好き

植物と会話ができるほどに
わたしのコミュニケーション能力は高くないけれど
一輪のバラを目の前にすると
とたんに人格を感じてしまい
「なにか用？」と聞きたくなる

沢山のバラの花束を目の前にすると
とたんにそれは「花」となり
「綺麗だなぁ」と呟いてしまう

一輪のバラには
そんな不思議な力がある

わたしの憧れの人

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イチゴは、ザ・春！という雰囲気があり
スイカは、ザ・夏！という雰囲気がある

カキは、ザ・秋！という雰囲気があり
ミカンは、ザ・冬！という雰囲気がある

わたしの大好きなナシは
夏の終わりと秋の気配を持っていて
ちょっとセンチメンタルな気分になる

わたしは、梨が食べたい

丸かじりではなく
ちゃんと皮をむいて
８等分にして
キンキンに冷えた
梨が食べたいのだ

夏の終わりと秋の気配を感じる
今日このごろ

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夏なのに
あぁ、夏なのに
わたしはウクレレを触っちゃいない

夏が終わる前に
あぁ、夏が終わる前に
わたしはウクレレを弾こう

大好きな「デイ・ドリーム・ビリーバー」を
扇風機の前の特等席で
ウクレレを弾こう

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