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ご依頼で制作。

獅子好きのボウイと
兎年のガールが
めでたく結婚。

獅子が兎を背中に乗せて
『黙って俺に付いてこい！』と
心の中で叫んでも

実は舵取りは兎であって
尻にひかれながらどこまでも。

それが幸せの秘訣です。

男は黙って尻にひかれよう。

おめでとう。
獅子ボーイ＆兎ガール

　
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白黒つけずに
グレーで和解。

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ラッパを吹いて歩いてみたら
誰かがこっそりついてくる。

ラッパの音色が響くから
誰もがこちらを振り向いた。

奏でる音楽がそうさせるのかと思ったら
どうやら今年は12年に一度の年らしい。
兎が跳ねる年らしい。

素敵な年になりますよに。

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例えばそれは
シャンシャンとにぎやかな鈴の音ではなく
キラキラと輝くイルミネーションでもなく
ピカピカと光るトナカイの鼻でもなく

ただ、深々と降り積もる雪の中を
静かに響く足音なのです。

ロウソクの灯りを頼りに
ただ、深々と。

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1年に1度の夜のために
少女は唄を歌うのです。

リハーサルは何度となく繰り返されて
回を重ねるたびに上手くなり
MCなんかもちゃっかり入って。

それでも彼女は歌うのです。
1年に1度の夜のために。

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そして、女は朝まで踊り続けました。

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ふたつの大きな輪がふたりの頭上に架かりました。
そして南の島の太陽は彼らに言いました。

「その時がくるでしょう。」

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